ビリー・エリオット 2020
記録として観劇についても書いていこうと思います。
3年ぶり4回目 赤坂ACTシアター 9月マチネ 10月マチネ前楽
「リトルダンサー」という映画をミュージカル化したもので、2017年の初演をみて衝撃を受け、2020年の再演をとても楽しみにしてました。
1000人の中からオーディションで選ばれて1年間レッスンを積んだ凄い子たち。
声変わり前の子が主役なので一度きり!次やったとしてもその子では観ることはできないのです。
コロナで演劇が続々と中止になる中でビリーも開幕が延期になり幻の舞台となってしまうのかと心配しましたが、なんとか2ヵ月遅れで開幕に!
今回は演技派がいいなと思ったので朝ドラ子役の川口調くんに決定。
調ビリーの演技は想像以上。衝撃と鳥肌が立ち放題。
まずはセリフが聞きやすいし間の取り方上手いし感情の機敏がわかる。もうおばあちゃんとのミートパイのやり取りで上手って思った。もはや子役の演技ではない。全てに違和感ない自然体。
表情豊か、にこにこ笑顔、ふて腐れたり、こんな顔するの、あんな顔するの観るの忙しい。
演技だけじゃないよダンスもすごいよ
鳥肌ポイントその1
Angry dance
「踊れろくでなし」から始まる怒りの感情の爆発。タップダンスから踊り続ける姿。感情の機敏が見てとれるのにそれを爆発させたら凄いに決まってる。あと毎回思うのがダンス終わって舞台はける時に膝少し曲げて手しゅってするのカッコいい←語彙力なくてすみません。
演技だけじゃないよアクロバットもすごいよ
前宙、側宙軽々やってのける。
何回回るのよこの子は!
縄跳びのところノーミス!きっと運動神経いいんだろうな
カテコでもぐるぐる回ってたよ
バレエ経験はないそう。でも手先足先も美しく体幹しっかりしててフライングのところも綺麗だった。
ターンも日を追って上手くなってる。
演技だけじゃないよ歌も上手いよ
鳥肌ポイントその2
Electricity
調ビリーはセリフと歌が点と点ではなく線になって繋がってる。
ふて腐れて怒ってる感情のまま歌に入って「うまく言えません」からもう鳥肌。
だんだんと自分が解放されて明るい表情と歌声になって「そう電気~自由!」のところ最高。
全幕涙、オペラグラスで表情ちゃんとみたいのに涙で曇って観れない。
あとはお母さんとのやりとり、ビリーマイケルのExpressing Yourself、旅立ちなどなど感動、鳥肌したシーンたくさん書きたいことありすぎなので厳選しました。
1回目も凄かったけど2回目は全てがパワーアップしていた!
調くんじゃなくてそこには自分の中にビリーを落とし込んでがいた調ビリーがいました。
カテコでいつも2回だけど前楽だったからおまけで3回あったときにちょっと驚いた調くんがいて、そのとき素の表情がすこし観れて嬉しかったです。
ほとんどの場面がショーストップになる作品ってこの作品しか思いつかないですね。
コロナの影響で募金のシーンなど演出が前回と少し変更されていました。観劇側もマスク着用、席も間引いていました。それでもこうして観劇できたことに感謝です。
無事に大千秋楽を迎えられて本当によかったです。
初代ビリーたちはそれぞれ舞台や海外などで頑張っていて今回のビリーたちもそれぞれの夢に向かって頑張ってほしいです。それが役者でなくても。違う形でまた観れたら嬉しいなと思います。